「黒部の太陽」はねー

ネタバレっぽい事書きますので、ご注意を。

梅田芸術劇場のステージに見事に再現した大出水シーンはよくまあこれだけの事をやったなぁと思うけど、はっきり言ってしまえばそれだけという感じ。
いや、役者さんは有名どころ集めただけ有って文句ないんだけど脚本と演出が酷い。2幕は作り直した方が良いんじゃないかという酷さ。
例えば、死に至る親方の行動が全く理解出来ないとか、それなんてBOSSのCMの宇宙人ジョーンズみたいな貫通シーンとか、えー、黒部の太陽ってそういう意味だったの?とか、その挨拶少なくともそこに居る人はもう作るものないだろとか、っていうか、みんなこんな山奥に来過ぎとか、映画制作の方のストーリーが途中でなくなってるんですが気のせいですかとか、渡哲也を出せば良いってもんじゃないとか、シーンの展開がもたもたしてもうちょっとなんとかならないかとか、っていうかステージの上に役者がいつもうじゃうじゃ居るのはどうなんだ、とか。あと、関西電力の大田垣社長が目立たないのがちょっとねぇ。
とりあえず、土木の専門家に一度脚本見てもらって変なところ洗い出すべきだと思う(熊谷組の人、なんか言うべき)。今回の作品で導入した新しい対比軸の「映画「黒部の太陽」制作のストーリー」もちゃんと最後まで描くべき。途中から消えた意味が分からない。