丸沼ダムに行ってきました

群馬県民の日で特別公開された丸沼ダムに行ってきました。
普段は左岸のフェンスからのぞくだけなのですが、天端をわたってダム直下まで降りられるというところが特別なところ。実はまともに見るのも初めてなので(近くまで来たことは有るのですが、ダム左岸までいけるとは知らなかった)結構楽しみでした。

バットレスダムは奥にあるの遮水壁を直交する手前の擁壁で支える構造の鉄筋コンクリート製のダムです(一般的なコンクリート製のダムには鉄筋は入ってません)。
使用する材料を節約するためにこんな複雑な形をしていまして、建設当時(1931年)のリソースコストのバランスが生み出したこの時期だからこそ生まれたダムというわけです。この形式のダム、日本では8基作られて現存するのは6基有るそうなんですが、どれも内部を埋めてしまったりなどして建設当時の様子が良く残っているのはこの丸沼ダムだけなのだとか。骨ばった連続する幾何学的な構造が眼前を覆って、見てると不思議な気分になります。あれか、ポケモンショックか。