ダム関係サイト界隈の某所の炎上雑感

基本的にサイトの作り方が不真面目なので、まあ私はあんまり関係ないだろうしみたいな感じでそれほど関心寄せていなかったんですが、ちょっと思ったこと。
DamMapsみたいなもの作っている関係で、ネット上にアップされている自分の著作物をどこまでコントロールできるか、逆に技術的なことを前提にして他人の著作物に対してどこまでが許容されるかっていうことを時々考えます。たとえば、今回は他のサイトの画像を丸ごとコピーして自分のサイト上で出典を明記せずに使用していた(で良いんですよね?私が見たときには跡形もなくなっていたので、状況がよく分からない)ことが問題になったわけなんです。ただ、特定用途というポイントから視点をずらせば、Googleのイメージ検索のように画像をかき集めて自サイトでまとめて表示みたいなサービスは結構あるわけで、許容されるポイントっていうのはぼんやりだけど存在しているんですよね。
おそらく、それは参照元のリンクの存在であったり、表示している画像のサイズであったりするとは思うんですけど「je-pu-puサムネイル問題まとめ@Wiki - トップページ」みたいな例もあって、そのターゲットととなるコミュニティの文化とかそういう特有な事情でアウトになったりセーフになったりする。ただ、まあ、リンクを明示することによって閲覧者をつれてくるという事がインセンティブとして働くというのはある程度確立されたことなのかなぁとは思います。著作権法上の引用の用件にも合致しそうですし。
その著作権者に対して何らかの利益を与えてくれるんだよというアフォーダンスをシステム設計の段階できちんと考慮されていることが「他人のふんどしで相撲を取る」サービスでは必要なのかななんていう気がします。
ちなみに「ダム便覧」にいろんなサイトの情報が集約されているのは管理されている方の地道な努力の結果みたいです。いろんなサイトにメールを打って連絡を取っては交渉されたりしているようで。一応法人のサイトですが日本のダムのポータルサイトとしての確固たる地位にいるのはこつこつミラクル〜♪な地味な努力によるものなわけで。
あと、今回の騒動でサイトを見たときに電子国土ポータルって個人のサイトでも使えるんだっていうことに驚いた。いや、どうでもいいですね。