表現できるというよろこび

8月31日は初音ミクの「誕生日」。なんだかんだ言って僕はこの曲が一番すき。

初期に発表された「初音ミク」自身の事を歌ったキャラソングではあるんだけど、でもそれを超えて普遍的な「表現のよろこび」を歌い上げた名曲なんじゃないかと思う。

初めての音は なんでしたか?
あなたの 初めての音は…
ワタシにとっては これがそう
だから 今 うれしくて

プログラムでも動画作成でもブログやサイトの記事書いたりするのでも、それをやるのが「ただ楽しい」時期っていうのが必ずある。周りを見ればどこまでも視界が開けていて、どんな高いハードルも超えられる感じがして、世界が僕に味方してくれるような高揚感に包まれて、もうとにかく形にしたくて仕方が無いみたいなとき。
まあ、そんな気持ちは長続きしなくて、足引きづりながらなんとかゴールにたどり着くか、あるいは途中であきらめてほっぽり投げるかみたいなことになるんだけど、でも最初のあの瞬間を感じちゃったから、続けるにもやめるにもひっかかる感じというかたどり着いちゃった場所みたいなものがあって、「ハジメテノオト」という曲はそこから遠くに見える輝きそのものに思えるのだ。
まあ、ノスタルジックで大甘な話なのかも知れないけど、だからこそたまに聞くとしんみりいいなーと思えるし、ちょっと前向きな気分になる。