はてなセリフはnext AAと成り得るか

ここのところ、はセリに私のリソースを完全に食われておりまして、かなりまずいです。笑点大喜利気分で参加してる人ばっかりなのでしょう、本気で笑わそうとしている作品ばっかりで見ていて気を抜くと思わず吹き出すことがしばしば。
さて、このはセリですが個人的に画像を生成して使うことが出来ます。
クリスマスまでに間に... - やる気おきへん・・・ - はてなセリフ
「ネット大喜利」に参加する気はないがダイアリーでちょっと使いたいって言うときには(はてなのアカウントないけど使ってみたいという人も)、画像選んで文字を入力して、「全体に公開」ボタンを押さずにページ下にあるURLの文字列をダイアリーの編集画面から入力するだけ。画像をいったん保存してフォトライフあたりにアップしなおして…なんて面倒なことをしなくてもOKなシンプルさがすばらしいです。画像の保存期間とか明示されていないのでひょっとしたらいつか消えるなんていう事もあるのかもしれないですが、まあわざわざ画像埋め込み用の文字列生成するくらいですから基本的に消さない方針なんでしょう。
で、タイトルの話になるわけですが、モナーやギコに代表されるAAがここまで隆盛を誇ったのはなぜか、と思いつくことをちょっと上げてみると

  1. コミュニケーションの手段として「文字+絵」というものに需要があった
  2. 主流となるインフラが2ちゃんのような基本的に文字しか表示出来ないものであった
  3. 利用するのが比較的容易だった(ずれないようにする為のコツが若干必要なくらいで)

といったところでしょうか。じゃあ今のネット上の状況から見てどうなのか、とこれらを見直して見ると、1つ目は増えこそすれ減る事はないでしょう。2つ目はブログやSNSの台頭によりコミュニケーションの手段が多様化し、より表現力のある手段を利用するための敷居が格段に低くなってきています。しかし、3つ目はどうでしょうか。文字以外の手段で情報を発信する敷居というのはそれほど代わっていない気がします。例えば画像でAAみたいなことをしようとすれば、画像処理ソフトを使って既存の絵に文字を書き入れてアップできる場所を確保しアップロード…といったことをしなくちゃいけません。いくつもソフト使わなきゃいけないし、権利関係とかも気になるし、そもそもどんな画像選んでどんな風に作ったら面白いのか分からない。
そこで、はてなセリフの登場という話なのですが、まさにこの3つ目をフォローしてくれるサービスなんですよね。すべての操作がブラウザ上で出来て、画像は誰かが「使えるよ」という事で上げた画像で(って現状そういう風にはなっていないですけど…)、お手本は見てのとおり沢山あります。もう、これはAAに取って代わるしかないでしょう。Web2.0モナーとギコは、はてなちゃんしなもんだ位の勢い。
実際のところ、やっぱり権利関係でダークな部分が残ると思うのですが、YouTubeのような音と動画という2大ボスを相手にするのに比べたら大分敷居は低いんじゃないですかね(ただ今後はてながサービスとして始めたときにそういう訴訟リスクに対する体力があるのかといわれると、なかなか難しい部分はあるでしょうけど。googleのような財力もないだろうし、ひろゆき氏のような対処はできないだろうし。)。
あと、本家YouTubeの様に権利者との提携を図るなんていう展開があったら面白いですね。4コマ漫画誌と提携して噴出しだけの画像を漫画家さんに作ってもらったりとか、さらにぶっちゃけちゃって雑誌の中の画像だったら広告以外スキャンしてアップしちゃってもいいよとか。
なんだかすごいことになりそうなサービスではあります。