Mac使ったプレゼン形式のニコ生のやり方をざっくりまとめてみる

ここ数ヶ月、ニコニコ生放送を利用して大体隔週くらいのペースでダムやら砂防やらの話をスライドを使ってやってみたのですが、こういう形式のニコ生もっと広まるといいなーという事でやり方をちょっとまとめてみます(あんまり特殊な事はしてないと思いますが)。

スライド作成

スライドはKeynote'08を使用して作成しています。フォントとエフェクトが奇麗だといろいろごまかせて超便利!
ファイル自体は1024x768のサイズで普通に作成するのですが、後述する画像の送り出しの関係からQuickTime形式で書き出します。

  1. ツールメニューから[ファイル]-[書き出す…]を選択して「QuickTime」を選択、再生設定を「手動で次へ進む」に設定し、フォーマットから「カスタム」を選びます。
  2. QuickTimeカスタム設定という画面が表示されるのでビデオを「カスタムサイズ」に設定し、出力サイズを設定します。僕は640x480で出力しています。
  3. 次へを押すと出力先と名称を指定する画面が開くので適当な場所を指定してあげるとファイルの作成がはじまりますので出来上がるのを待ちます。
  4. 出来上がったら動作のチェック、クリックするとスライドが進行します。カーソルキーの左右やスペースキーでも操作できますので一応確認しときましょう。

スライドの送り出し

スライドの送り出しにはCam Twistを使用しています。

  1. 「Step 1:Select a video source」から「Desktop」をダブルクリックします。
  2. 「Settings」の「Full Screen」のチェックを外し、「Select Caputure Area」をクリックします。出力先を指定する枠が表示されます。
  3. 先ほど作成したQuickTime形式のスライドを表示させ、出力先の指定枠をちょうどその画面が収まる範囲に設定し「Done」をクリックします。


ブラウザを起動しニコ生の枠を確保します。配信ページを開いて映像機器を「CamTwist」に切り替えるとスライドが表示されるはずです。僕の場合ウィンドウをこんな感じに配置して放送してます。

放送開始

スライドをマウス等で操作しつつ話ながらニコ生を行います。ヘッドセット(ヘッドホンにマイクがついてるやつ)を用意すると両手が開いて音声も安定して拾えてかなり便利。
その他、Cam Twistの最新バージョン(2.0)ではマウスカーソルを送出する機能がついたので(SettingsのなかのShow mouse pointer(simulated)のチェックボックスでコントロール)、これを利用すれば放送中特定の場所を指し示したいみたいな場合に使えると思います(これが1.xでは無かったのでText表示で無理矢理ポインタを作成してた)。まあ、事前に準備出来るのであればなるべくスライドに盛り込んでおきたいことではありますね。

(7/13追記)

その他、Macでニコ生するときのTipsがニコニコ大百科にまとめてありましたので追記。音関係が分かりやすくまとめてあります。

Macでニコニコ生放送とは (マックデニコニコナマホウソウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

と、まあ、こんな感じで何回かニコ生していたのですが、特定のテーマのWebサイトをやられてる方は是非一度、チャレンジしてみてはいかがかなーと思います。リアルタイムで反応が返ってくるのはかなり面白いですよ。まあ、声で説明しなければいけないという壁はありますが、事前にスライドを有る程度作り込んだ上でそれを表示しながらですと、意外とすらすら話せるように思えます。スライド1枚にあまり情報を詰め込まず、さくさくページをめくるように進めるとテンポが出てきてなかなかいい感じな気がします(高橋メソッド的なアプローチというか。僕の場合、30分で40枚くらいがちょうどいい感じ)。

ニコ生というネットの中にあるマスっぽい所ってもっといろんな人に使われたら良いのになー思うんですよ。今は雑談的な放送が多いニコ生ですが、ネット上の多目的ホールみたいな感じで活用されていったら良いですね。