関越道の両側がすごい事になってる

まず、このビデオを見ていただきたい。

途中の鳩の鳴き声はどうぞ気にせずに。
ETC割引なんてものができたおかげで、以前よりカジュアルに高速道路を利用するようになった。それで最寄のIC近くの関越道のこの区間は頻繁に利用するのだが(盛り土両側を走ってる側道はもっとよく利用する)、改めてよく見てみるとものすごい勢いで木が生えている。というわけで、高速を降りて実際に生えている現場をレポートしてみたいと思う。
で、この写真である。


これを見せられて、高速道路の写真だと言い当てる事が出来る人がいるだろうか。これは道ではない、もはや森だ。
まあ、これがすべてなのだが、それでは終わってしまうのでもうちょっと調べてみようと思う。
関越道は東京と新潟をつないでいる高速道路で、ちょうどこのあたりが中間地点になるだろう。まだ、関東平野の中にかろうじて居る。冬になっても雪は降らない。風強くて寒いのは寒いが。
東京と新潟を結んでいるわけだから、道は南北方向に伸びていて、必然的に斜面は東西方向を向いている。それが原因なのかよくわからないが、

西側の写真がこれ。対して、

東側は概してこんな感じ。15時過ぎくらいに撮影したので、日が西の方から差している為という事はあるんだろうけど、でも、全体的な印象として西側の方が混沌具合が低いような印象を受ける。
ただ、東側でも場所によっては

みたいなところもあったので単に手入れの問題ということなのかもしれない。
とは言え、場所によっては凄まじいところがあるのは確かで、

となりのトトロ」で、トトロからもらったドングリが夜急に成長するシーンがあったが、ほとんどあのノリで生えてる。
さらに手入れといえば、



みたいに、結構太い幹の木を伐り取った形跡をところどころで見かけた。育った上に、伐り取られてるのだ。
で、はたしてこの状態というはどういうことなんだろうと思って、関越道を管理するNEXCO東日本に問い合わせてみたら、メールが来た。それによると、この木というのは高速道路建設時(昭和55年〜60年)に植栽されたもので、樹高8〜10m程度の樹林の形成を目指してケヤキシラカシクヌギ、コナラといった樹種を植えたとのこと。今の状態はかなり狙ってやっていることのようである。
それにしても、昭和55年〜60年と言ったら、僕より少し年下といったところだ。そういえば、高速道路の盛土している光景を幼い時に見た記憶がある。二十数年程度で何にもないところにこんな森ができちゃうのだ。これが生命の底力か、自然の力はすごいなぁ、みたいなことを思ったが、単に僕が知らなすぎということなのかもしれない。

おまけ


高速道路の高架部分にあった落書き。高架下の風景に萌えたのかもしれないが、こういう形で表現するのは間違ってると思う。