まだ過去じゃない

中国新聞地域ニュース 車両水没でタクシー会社が国提訴へ
アクセスログを見てみると、去年の台風14号関係と思われる「放流」と「温井ダム」や「菅野ダム」みたいなキーワードでこのブログに検索エンジン経由でアクセスする方が未だに結構居て、なんでかなぁとちょっと思っていたのだが、まだ続いていた話だったのか。
係争ごとだから無責任にこんなところで書き散らせないけど、やっぱり温井ダムはスケープゴードにされていると思う一方、「県道沿いののり面に約五時間取り残された」なんて記事を見るとそんな目に遭ったら確かにやりきれないよなぁとは感じる。
で、Googleニュースで検索してみると中国新聞地域ニュース 災害時、警報施設を自治体に開放なんてニュースもあって、現場は現場でそれなりにがんばっているんだなぁという感じである。
で、もう一つの菅野ダムであるが、以前から何となく気になっていた事を一つ。このダム、14号来るまでは渇水状態で取水制限していたらしい。そんな状況で起きた今回の浸水事故なのだが、その解決策として予備放流が本当に役に立つのだろうか。しかも菅野ダムは予備放流を考えた構造をしている訳ではないので小容量の放流口からなんとか予備放流するらしいが、予備放流を求める側もそれも受ける側もポーズでやってるんじゃないのかという気すらしてくる。
そもそも14号って早明浦ダムを1夜にして一杯にしてしまうほどの勢力を持つ台風だったわけなのだが、どうもその前提が語られず、目前にある被害と分かりやすい攻撃対象だけが浮かび上がってくるだけで、なにか変だなぁと思うのである。
ライブドアの事件のときにはそれを語る各方面の専門家がブログで発言していて興味深かったが、同じように河川の専門家がこういう話題についてブログで語りださないかなぁ、なんてなんとなく思う春である。