ライフスタイルがね。

はてブされてたこの記事。
音楽配信メモ iPodが流行っているように見えるのは東京に住んでるから?
ITの地方格差みたいな視点は興味深いけど、(はてブでコメントしてるひとが居るが)もっと単純な理由として「移動手段がマイカー」という所が有るんじゃないだろうか。移動時間というのは携帯音楽プレイヤーが使われる時間の中で、おそらく大部分を占めるんじゃないかと思うが、その手段が「徒歩+公共交通機関」の都心に比べて、地方は圧倒的に「マイカー」である。駐車場が無いところは面倒くさいので避ける傾向にあるから徒歩はほとんど無い(群馬戻ってきて本当に歩かなくなったよ…)。
で、鞄にCDを入れるのはかさばって面倒だけど、自分の車ならばCDやMDの3、4枚くらい何処に置いたって何でもないから、それで事足りてしまう。おまけにiPod買ってもカーオーディオとの連携が悪い。FMトランスミッタやカセットアダプタやらという選択肢はあるだろうが、音がいまいちだしいろいろ面倒くさい。僕はデジカメのストレージになるということでiPodPhotoに飛びついた口なのだが、そうでもなければ、地方の生活の中ではあんまりメリットが見えてこないんじゃないかと思うのだ。iPodが都心のライフスタイルに合わせた製品なんだとすれば、地方のライフスタイルに合わせた製品が出てくれば爆発的に売れるかもしれない。(あと、車のなかには音楽と競合する物が沢山ある。ラジオは聞けるしTVもみられるし。「徒歩+公共交通機関」でラジオを聞くというのは意外と難しいのだ。)。
でも音楽配信は確かに便利だ。この間、たまたまつけてた群馬テレビの音楽番組で、BonobosというバンドのPVが流れてて、これ良いと思ってダメもとでiTMS開いてみたらリストに掲載されていて、ここのところ通勤の車でヘビーローテーションなのだが、iTMSになかったら手に取ることがひょっとしたら無かったかもしれない。Amazonはすぐ手に入らないし、高崎のタワレコは立体駐車場が有料で面倒だし…。