これからの治水とか

日経コンストラクションの最新号の記事に「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の話にからめた治水の技術トレンドを紹介する記事が載ってて、九州の球磨川の川辺川ダム抜きで今後治水をどうするか決める関係者であろう九州地整の方の談話がちょっと印象に残った。

国土交通省九州地方整備局企画部企画調整官 藤巻浩之
ダムによらない治水を検討する場では、前例のないことをやっている。シミュレーションで計画高水位を超えることに目をそらしているのではなく、超えればどうなるかということを議論している。実際に浸水被害が頻発しているところから対策を施そうという話になっており、上下流の治水のバランスが理解されてきたのは一つの成果だ。
日経コンストラクション5月28日号

うまく表現できないけど、「やることをやっている人がちゃんといるんだな」という感じがしてちょっとほっとするというか。