郵便振替の用紙がどこにも無い

こちらの話の続きです
入稿日がせまってきたのでそれまでに入金しないとということで、改めて郵便局に。別件で不在票とどいてたのでそれを引き換えるのもあって近所のちょっと大きい郵便局に行ってみた。さすがに今度はあるだろと思いつつATMコーナーに行ってみると、置いてあるはずのATMのサイドのポケットがまた空っぽ。えーっ、またかよーと思ってひょっとしたら別の場所に置いてあるのかなーと思って辺りを見回してみても見当たらず。
一体なんなんだと思いつつ、不在の郵便を引き取る為に時間外窓口に行き、ついでで「郵便振替の用紙が無いみたいなんですけど…」と聞いてみる。案の定「あれはゆうちょ銀行なので…」「取りに行こうにも鍵が無いのではいれないのですよ」との返事。あう…またか、と思いつつ郵便局を後にし、前回駄目だったあの大きな郵便局へと向かった。
あの大きな郵便局まで向かう途中、何カ所か郵便局があった。用が足りれば別にどこでも良いので試しに寄ってみると、ATMは稼働してるのだが、なぜだか郵便振替の用紙がない。ほんとに申し合わせたかのようにない。ATMの横にあるフォルダはどこも空っぽ。
どこの郵便局のロビーにも、カラフルな名産品が印刷してあるふるさと小包のチラシやら記念切手の案内やらは沢山あるのに、なぜか郵便振替の用紙だけがない。なんで本業の用紙が無いんだ!とだんだんイライラしてきつつ、ついにあの大きな郵便局へとたどり着いた。
さすがにここはあるだろとATMの前に立つが、無い。どこにも無いのだ。提携クレジットカードの申込書はあるのに郵便振替の用紙だけが無い。気持ちが一線を越えて、時間外窓口に詰め寄った。「どこの郵便局にいっても郵便振替の用紙がないんですけど一体どうなってるんですか!」。まあ、当然同じ答えしか帰ってこないのだが、ATM脇のインターフォンで連絡してみたらどうでしょうと言われたのでかけてみるも「申し訳ありませんが、こちらでは対応出来ません」。
一体なんなんだよーと、途方に暮れて郵便局を後にしようと入り口のほうにむかって歩き出したら「ゴーッ」っと、自動ドアの開く音。「普通の窓口、開いてるじゃん」。
普通の窓口のロビーにある記入用のテーブルには各種申込書が用意されてあって、郵便振替の青い用紙もさすがにあるだろうと探してみるが見当たらない。えー…ここにもないのかよー、とテーブルを順番に見て行くと、一番奥に有る照明の光が半分かけてるような薄暗いテーブルに、ひっそりと置かれてました。あの青文字の用紙が。
もう、いったいなんなんだよー、と、まったく意味の分からない事に振り回されて、げんなりした気持ちで口座番号などを記入し、ATMの前に向かいやっとこれで振込ができるうれしさを噛み締めていると、ふと目に入ってきたチラシの文字にハッとした。
振り込め詐欺に注意しましょう」
僕を振り回し途方に暮れさせた真犯人はきっとこれなのだ。おそらく、郵便振替を使った「振り込め詐欺」を水際で食い止める為に振り込み用紙をゆうちょ銀行の人の目が届く場所に置くようにするようにしているのではないか。それで、監視出来ない夜間や休日には用紙を置かない事で、「振り込め詐欺」に利用されない様にするという対策だったのではないか。
でも、それは、あまりにも利用者の利便性を無視した対策だ。百歩譲ってそういう対策取らざるを得ないのなら、やってますという事をきちんと利用者に告知するべきじゃないのか。はっきりいってあんまりだ。これが、全国的に行われていることなのか群馬県だけなのか分からないけど、さすがにもうちょっとなんとかすべきだと思う。これはさすがにクレーム入れたいよ。