なんでヘリ中継で場所を経緯度で言わないの?バカなの?

タイトルはイディオムなので、一応。
岩手・宮城内陸地震被災された方にお見舞い申し上げます。
朝、枕元のラジオでNHK-FMのウィークエンドサンシャインをうつらうつら聞いていたら突然「リャンリャン!リャンリャン!」っていうチャイム音。東北地方で地震という事でとりあえずテレビつけてずーっとNHKを見ていた。
で、電話インタビューでなどで各地の情報が入り始めたりする訳だけど、地名だけを聴いていても具体的にどこで何が起きてるか良くわからない。さらに時間をおいて中継のヘリの画像が入ってきて土砂崩れをしてる様子とか映像として入ってきたりし始めるんだけど場所が特定できない。ヘリの記者も漠然とした住所しか言ってくれなくて、仕方が無いから手元の地図を見ながらこの辺かなーと画面と比較しながらニュースを見ていた。
あげく、ヘリの中継画像を地元の市役所の人に見てもらって「どの辺りですか?」なんて聞いていて、これは酷いなと思った。なんというか、ただインパクトの有る映像を垂れ流しにしてるだけなんじゃないか。具体的にどんな災害がどの辺りで起きているのかというのが全然分からない。
今はGPS等で簡単に現在の経緯度を知る事が出来るのだから(当然ヘリの航行で利用してるだろうし)、それをそのまま伝えれば良いのにと思った。地方自治体等が利用する情報源としても有用だろうし、経緯度をそのまま表示するのが分かりにくいとしたら、テレビなんだからリアルタイムで地図を表示するなんてことも簡単にできるはず。
地震の場合、位置自体が非常に重要な意味を持つ。震源からこの距離でこの程度の被害か、っていうのは規模を理解させるのに有用なんじゃないかと思う。情報が入ってこない地域があれば、逆に被害の甚大さを推測できる。地震だからこそ位置情報をもっと活用してほしいなと思うのだ。