NHK「日本の、これから」見た

インターネット全体で行われてることに対して、普通の人が(いやネット相当使ってるよみたいな人も)普通に使ってネット上で認知し体験できることなんて物凄く部分的な出来事なんですよね。携帯の人気サイトの紹介記事がネットのニュースサイトで取り上げられてホッテントリしたり、やわらか戦車がどこで人気になっているのか2ちゃんねらが分からなかったみたいに(私もよくわからん)。だけど、全部見渡せたように錯覚しがちでなんとなく分かった気になっちゃう。
だから、この番組のテーマがやたらマクロな話なのに個々の体験談を2・3寄せ集めただけで番組を進行するというのがかなり無理があるよなぁというのが一番の感想(そのあたり坂村氏がきっちり批判してた)。
子どもとインターネットのかかわりの部分である程度の意見のまとまりが見られたんだけど、それはあの現場に「今の子供がどんなサイトを利用してどんな情報を得ているのか」ということを知っている人が他に誰も居なかったからじゃないのかという気がした。多分、携帯の人気サイト運営関係者が居たらもうちょっと深い話がきけたんじゃないかなぁという感じがする。っていうか、そういうネットサービス事業者みたいな人パネラーになんで呼ばないんだろう(ひろゆきがVTR出演したけど)。ネットを直接形作るのは法律でもなく利用者でもなく、サーバ(の後ろにあるプログラムとデータ)なんだから、ねぇ。