で、懲りずに「時をかける少女」の話なんですが

ものすごーくネタバレ含みますのでご注意。
まだ見てない人は絶対駄目。














真琴の回数が1回に戻ることは矛盾じゃなくて、そこで意識が継続してるのが矛盾ということなんですよね。なんか触れられてるかなぁ、と思って「時をかける少女 絵コンテ 細田守」と「時をかける少女 NOTEBOOK」を会社帰りに衝動買いしてはみたものの、それらしいことは書かれてなくて、いろんな意味でますます深みに…。
タイムリープの途中で他人を拾って戻すことが出来て、その場合は意識以外はその時点に戻る、という事がここで定義されたという事にすれば、矛盾じゃなくなるけどそれは反則な気がするし…。やっぱりもう1回見に行くか。

8月2日追記

劇場アニメ「時をかける少女」の時間軸 極私的マンガウォッチング「B館」/ウェブリブログ

なんと、そういうことだったのか。そうですよねぇ。ちょっと見た素人に矛盾だ、とか反則だなんていわれるようなことはしないですよね。
そして、それをまとめたこの時系列図もすごい。

さらに追記

ん、でもこれだと、ずり落ちるシーンで「1に戻ってる!!」と驚いているところの整合性が取れないよ。これが「何で!」→「ゼロだったはずなのに…」のセリフさえなければ、叙述トリックとして成り立つんだけどなぁ(真琴は最後の1回の使い方が分かった!って。驚いているんだけど見てる人は1回戻ってることに驚いてる、てな感じで)。ってことは、逆にいえば真琴が「0になった」と思い込んだ理由が分かれば良いってことか?

先生、分かりました!

  1. 真琴は、千昭がタイムリープして助けに戻ったという話を聞いて「私がもうタイムリープできないから、千昭がタイムリープして戻らなくてはいけなくなった」と勘違いした。(字にするとまどろっこしいけど、今まで何か問題があるとタイムリープしていて解決してきたわけだから、真琴的には直感的に理解できるはず)
  2. 真琴は、極私的マンガウォッチング「B館」さんの図上のB'(=B)で事故が起こると思い込んでいた(何も起こらない踏み切りに千昭が自転車を持って登場したのでさらに誤解を深めた)

この2点から、真琴は事故(=B)より後にタイムリープが使えない、すなわち今現在タイムリープできないと誤解した。
しかし、実際はカウントが1回残ったままになっていたわけで(B'-A間の電話のシーンで0になった)、あのベットからずり落ちるシーンにつながると(真琴のカウンタは二の腕に有って相当無理しないと見られないから、あのシーンまで気づかなかったという解釈でも問題ないはず)。叙述トリック叙述トリックだ。