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車両基地

車両基地

萩原さんの新刊、「車両基地」がAmazonで届きました。一読した感想なんですが、冒頭の写真は風景が若干うるさい感じの「電車の写真」なんですけど、尾久車両センターあたりで空気が変わるんですね。今まで背景に見えていた線路や架線が急に前に出てきて、そして怒濤の夜景写真につながると。この構成は読者を本気で車両基地へと誘おうしてます。見てるうちに「電車、邪魔!」みたいな気分になってきます。やばいです。
あと、Wikipediaタモリさんを調べてみると

タモリ - Wikipedia
鉄道
鉄道ファンとしての分野は、線路そのものが連なるさまや分岐器の複雑な造形、またそれらを列車が通過する際の音を好む「線路マニア」であると称している(一部では「鉄道の事情通」とも言われる)。

ということなので、もうタモリ倶楽部で取り上げられるしかないんじゃないですかね、車両基地
えーっと、4月に黒部市で開かれる映画「黒部の太陽」の上映会、外れました。まあ、どうせ立山黒部アルペンルート開通前だし、そのうちきっと別の場所でやるだろうし、いいんだもーん(と自分で自分を偽ってみる)。
ついでに書くタイミングちょっと逃したフジテレビ版「黒部の太陽」ですが、個人的には平成の今作る黒部の太陽という意味ではわりかしうまくいった作品なんじゃないかななんて思っています。前にも書いたんですけど映画版って岩岡親子の確執によって高熱隧道の工事とくろよんの工事、ひいては戦中の日本と戦後の日本の対立(と和解)みたいなこと描き、工事の大義みたいなものを語らせた作品だと思うんですね。
でも今、そういう大きなテーマを提示されても逆に浮いてすべってしまうみたいなところが有ると思うんですよ。なので、関電の大田垣社長から労務者その他工事に関わる人をきちんと描き、それぞれトンネルを掘抜く理由を抱えてなんとかしようとしている姿を集めることによって、工事の意義みたいなものを語らせようとしたんじゃないかな、とか(まあ、映画版を原作にしなかった・出来なかったというのはあるかもしれないですが)。